スノーボードのシーズンオフに必ずやるべきメンテナンス【基本5ステップ解説】

スノボシーズンを終えて板をよく見てみたらソールが真っ黒に汚れていた!なんてことはありませんか?

この記事では、

  • シーズンオフ中も愛用しているボードを良い状態で保ちたい
  • スノボ保管時のメンテナンス方法・手順を知りたい
  • メンテで必要なおすすめアイテムを知りたい

とお考えの方向けにシーズンオフに必ずやっておくべきスノーボードの基本メンテナンス手順を解説していきます。

特に3月以降の春ボードは花粉や砂埃、黄砂なんかも多く舞っているので滑り終わったあとはかなり汚くなっているはず。そのまま放置するとソール面やエッジなどの劣化が早まりますので要注意です!

最低限やっておくべき基本のお手入れはたったの5ステップ。必ず実施して大事な板を良い状態にキープしましょう。初心者の方にも簡単に覚えられるように写真付きで手順をご紹介します。

スノボシーズンオフ|必須メンテナンス手順

きゃちネコ

先ずはメンテナンスに必要な道具を準備しよう!

①メンテナンスツールを準備

  1. キッチンペーパー(ウエスなど柔らかい布で可)
  2. ベースワックス
  3. スクレーパー
  4. ホットワックス用アイロン
  5. アイロンペーパー
  6. イレーサー型サビ落とし(あると便利)
  7. リムーバー
  8. 作業用スタンド(あると便利)

きゃちネコ

おすすめツールはページ最下部で紹介してるよ🐡

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②バインディングを外す

スノボーシーズンが終わったら先ずはバインディングを外しましょう。理由は大きく2点あります。

バインディングの変形を防ぐ

保管する際に壁に立てかけている場合、重力によって下へ一定方向の負荷がかかります。それによりバインディングの一部が変形してしまう恐れがあります。

僕も次シーズンまで放置したらストラップのプラスチック部分が変形していた経験があります。とりあえず外しておきましょう。

板の変形を防ぐ

バインディングをそのままにしておくと、温度変化によりネジの膨張が発生します。その影響で板のネジ穴、ソール面の変形が懸念されます。特にソール面はネジ膨張でソール側に向かって凸変形する可能性があります。これは滑走性に悪影響が出てしまうので外しておくのがベターです。

また、バインディングを外すと板のトップシート側(表面)に汚れが溜まっていることがあるので拭き取ってキレイにしおきましょう。

きゃちネコ

メンテ作業する時もバインがない方が取り扱いが楽チンなんだにゃ🐡



③ソールの汚れを取る

ソール面に付着している汚れを取り除いていきます。

ノーズ側⇒テール方向へ

室内で行う際は、床に新聞紙など敷いておくと汚す心配なし

先ずはスクレーパーでソール表面の古いワックスとこびり付いている大きい汚れを削り取ります。毎回丁寧にワックスがけしていても案外削り取れます。ノーズ側⇒テール方向へスクレーピングします。

ついでにエッジのサビ取りもしておきましょう。サビ取りツールは色々ありますが、写真のイレーサー型のものは使い勝手が良いですよ。サビを擦って落とします。

次にリムーバーの液をキッチンペーパーに染み込ませ、ソール面に伸ばすように拭き上げていきます。ペーパーが汚れたら綺麗な面に再度リムーバーを付けて拭く、を繰り返します。

Attention!

この時、板への深い傷・クラックなど自分では直せそうにない不具合を発見した場合はショップで見てもらいましょう。

④ベースワックスをかける

続いてはベースワックスをソール面にかけていきます。

保管するのにどうしてワックスがけを?と思うかもしれませんが一番重要な工程です。

そのまま放置してしまうとソールが酸化し(と言われています)、表面がケバ立つせいでワックスの乗りが悪くなり滑走状態に悪影響を及ぼします。

せっかくワックスをかけたのにしっかり乗らなかったら意味がありません。それを阻止するためにソールをワックスでコーティングする必要があります。更にエッジのサビ防止にもなるので必ず行いましょう。

アイロンを温めておきます。

ベースワックスをアイロンで溶かしながらソール面へ落としていきます。ノーズ⇒テール方向で進めます。

ノーズ側から

テール方向へ向かってワキシングします

ワックスが乾いたらペーパーを使ってアイロンで伸ばしていきます。ソールとアイロンの間にペーパーを挟み、ノーズ⇒テール方向へ伸ばしていきます。

Note

この時にエッジにもワックスが被さるように伸ばします。エッジ面をコーティングすることになりサビ防止になります。

ペーパーも真っ黒。汚れが取れていますね。

乾燥させたら終了です。

⑤板の保管

クリーニング、ワックスが全て終わったら保管しましょう。ポイントは2点です。

ソールカバーを付ける。

保管中、ホコリなどの汚れ付着や湿気からボードを守るためにカバーは付けましょう。カバー本体が濡れていると板やエッジサビの劣化につながりますので乾燥されていることを確認して下さい。

保管場所は高温多湿を避ける

板は芯がウッドです。高温多湿の場所は劣化が早まってしまうので避けましょう。屋内で直射日光がない、極力涼しい場所がベストです。



まとめ

1年のうちスノーボードが活躍する期間は限られていますよね。その貴重な時間でお気に入りの板を最高のコンディションで楽しむためにも、オフシーズンでのメンテナンスは欠かせません。

板の寿命キープにつながりますのでこれを機に毎シーズンしっかり行いましょう!ひと手間を加えるだけで来季の滑りに成長が期待できますよ!

おすすめツールはコレ!

きゃちネコ

最後に今回のメンテで必要だったおすすめツールを紹介するよ~!
Check!
これらのツールは板のメンテナンスとチューンアップに欠かせない基本的なもの。スノーボードを長く続ける方は作業性を考えると間違いなく持っておいた方が良いです。板の保護と本来の性能を引き出すために揃えておくことをおすすめします!

See you soon!!🐈