この記事では、TOEIC(トーイック)初心者300~400点台前半から脱出する方法として、基礎英語を学べるおすすめの参考書をご紹介します。
- 英語学習をこれから始めてTOEICテストを受けたい
- 初心者向けの参考書が欲しいけど多すぎ!実際どれが良いの?
- 基礎固めを徹底して継続させたい
とお考えの方にピッタリなテキストを3冊まとめました。
実は筆者は“初心者向け”とうたわれている参考書を手当たり次第購入して失敗した経験があります。
つまらない、自分のレベルにあっていない、モチベーションが上がらないなどの理由で続かない…
そこで筆者は、“英語学習の参考書をおすすめしている本”を買いあさり、そこから厳選して参考書を何冊か購入しました。そのおかげで良いテキストと出会うことができ、TOEICスコアUPに成功しています。
今回はその中から実際に基礎英語学習に役立ったおすすめの参考書のみご紹介していきますのでご参考になれば嬉しいです。
目次
TOEICの基礎英語対策。増えている理由
- IT化が急速に進み社会の国境がなくなりつつある
- グローバルスタンダード化でビジネススキルとして使う機会が増えている
- 海外からの観光者増加でのインバウンド効果
このような要因が大きく影響し、座学だけで勉強していた英語が身近なものになっています。
また、大学試験では民間の英語検定(TOEIC)が利用されるなど⇒TOEIC運営者のIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は2019年7月のプレスで、検討してきたTOEICの大学入試英語成績提供システムの正式な取り下げを発表。社会人から学生まで幅広い世代で“英語意識”がここ数年強くなったように感じます。
TOEICのスコアは英語スキルを確認する指標の1つとしてよく使われています。例えば、ビジネスでは就職や昇格条件としてスコア“○○点以上”などとよく見かけるようになりました。TOEIC対策を必死に行うわけですよね。
これらの流れがキッカケで僕も英語学習を本格的に始めるアクションを起こし、参考書を購入しましたが冒頭でお伝えした通り失敗。
先ずは自分のレベルと求めるものを明確にすることが大切だと強く感じ、それにマッチした参考書を探すことにしました。
ちなみにレベル確認のために受けたTOEIC初スコアはなんと300点を切った!(泣) 中学・高校と英語は得意な方だったので、低スコアにショックを受けたことを覚えています。
それから文法の基礎固めを徹底的に行おうと決め参考書を厳選。その参考書3冊をマスターした結果、働きながら、半年で300未満⇒440点まで上げることができました!⇒その後、これらのテキストのみで500点まで到達しています。
英文法の基礎固めをしたい方はぜひ次の参考書をチェックしてみて下さい。
TOEIC初心者300点台の方向け!おすすめ参考書3選!
きゃちネコ
①【中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本】
初めにご紹介する「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」はタイトル通り、中学校3年間の文法内容がこの1冊に凝縮されています。
初歩的な、品詞の役割、be動詞~関係代名詞まで、基本とする文法を学べます。パートごと各セクションで見開き1ページごとに分かりやすく区切ってあります。例えば比較級パートだったら、原級・比較級・最上級がページで分けられているので“今日はここまでにしよう”と目標が立てやすく捗りやすいです。
そして、セクションごとに基本的なふりかえり問題が2問設置されているので復習が簡単に行えます。
最終ページには各パートごとの問題集があるので仕上げの実力確認もしっかりできます。また、QRコード付きなのでスマホから音声データをダウンロードでき、リスニング・発音の練習も行うことが可能で便利。
ページ数が多くないので“全部やりきれそう”と思えるのも良いポイント。絶対的に文法の基礎力が付くのでおすすめです。
- be動詞から関係代名詞までパートが細分化されていて学習が進めやすい
- 各ページの“ひとことポイント”が重要点を上手くまとめていて理解が深まる
- テキストが薄くて絶対やりきれる
②【意味順で学ぶ英会話】
英語学習の最終目標は人それぞれだと思いますが、どの英語スキルにおいても基本の文法知識は必須。そしてそれを発音することで記憶が脳により定着すると言われています。
こちらの「意味順で学ぶ英会話」は基本文法を学びながら簡単な英会話を“感覚的”に学べるテキストになっています。付属のCDと一緒にテキストを進めていく形です。英会話初心者向けとなっていますが、文法を学ぶ上でとても大事な内容がメインとなっているのでおすすめ。
大事な内容とは?
それは、英文の並び順のこと。英文の基本構成は“主部+述部”となりますが、その中のSVOなどの単語を定型ボックス【5Ws&How】へ当てはめていくという学習メソッドとしています。
例えば、I played tennis at the park last night. という文法の場合
上図のように主語は【who】、動詞は【does/is】、目的語は【whom/what】と、それぞれのBOXに当てはめていくといった感じです。
文章によって使うボックスが変わってきますが、基本的な並び順は全て決まっているので、このテキストを繰り返しやれば自然と語順が理解でき、感覚的に英会話スキルが身に付きます。
もちろんいきなり流暢にとはいきませんが、頭の中で最初はwhoが来てisで次にwhatね。最後はwhenだから時間を表す単語か。という感じでパッと頭に出てくるようになります。
このテキスト学習で一番重要なことはCDでのリスニングと同時進行すること。
英語は、発音することによってその単語がしっかり聞き取れるようになります。そして、発音することによって記憶が定着します。そうやって“感覚的”に身に付くものだということを気づかされた1冊。CDとの併用でひたすら発音しながら進める方法がおすすめです。
- 【5Ws&How】BOXで英文法を意味順で学べる
- 超初心者向けリスニング&スピーキング学習の付属CDが分かりやすい!※発音必須
- 英会話未経験者でも簡単な文法が何となく話せるようになる
- イラストがゆるくて面白い
もしもスピーキング重視で海外への語学留学を検討されている方はこちらの記事がおすすめです。
【関連記事】【語学留学行くならどっち?】オーストラリアorセブ島?メリットとデメリットを比較
【留学行くならオーストラリア?セブ?】英語環境のメリット・デメリットを徹底比較
③【TOEIC Bridge(ブリッジ) 公式ガイド&問題集】
最後にご紹介する「TOEIC Bridge 公式ガイド&問題集」は、基礎学習の中でもTOEIC対策のためにおすすめする問題集です。
TOEIC Bridge(ブリッジ)とは、TOEICテストを初心者向けにした試験でTOEIC本試験への架け橋的な位置づけとなります。
テスト形式はTOEICと同じですが、単語や文章などを易しい語彙レベルへ変更されているので、先ずはこのBridge用攻略テキストで形式慣れしてから挑む方が確実に効率良くスコアアップできます。
TOEICの公式問題集も存在しますが、いきなりそちらで練習しても基礎レベルが追いついていないので、リスニング・リーディングともに理解するまでにとても時間が掛かります。ハッキリ言って時間のムダです。
それよりも先ずは、レベルに合ったBridge問題集を繰り返し解き、満点を取れるまでマスターすることが大事。そうすれば自然とテスト形式に慣れ要領が分かっていきます。ステップを踏んでいくのは遠回りのように感じますが、これがスコアアップへの近道です。急がば回れ!ですね。
また、問題も1度通してやり切れるボリュームなので、終わったあとは達成感も味わえます。こういったところもモチベーション維持につながるので、初心者の方には特におすすめだと感じました。
- ブリッジ用なので初心者の方でも理解できる
- TOEICの形式・要領が分かるようになり初心者スコア脱出に最適
- 達成感を味わえる
TOEIC初心者のためのおすすめ学習方法
上述した①【中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本】②【意味順で学ぶ英会話】③【TOEIC Bridge 公式ガイド&問題集】までをこの順番通りに学習していきましょう。
- 先ずは①を3回以上繰り返して解き、文法の基礎を完璧に理解する。
- 次に②で音声を聞きながら発音する。音声に続いて発音することをシャドーイングと呼びます。このシャドーイングを最初はテキストを見ながら繰り返し、慣れてきたらテキストを見ずにリスニング力だけで発音する。発音できなかった部分をテキストで見直し繰り返し練習する、といったパターンで記憶が定着していきます。また、文法で理解が浅い部分については再度①に戻って必ず復習することをおすすめします。
- TOEIC本番2週間前になったら③を開く。先ずはガイドをよく読み、問題の内容・ボリューム・制限時間などを理解する。テキストには練習問題が2パターンあるのでこれを一日1パターンずつ交互に行う。分からなかった箇所は答え合わせでよく確認し、理解が乏しい部分は再度①・②を使って復習。これをテスト前日まで繰り返し、9割以上の得点を取れるようにしましょう。
現状の実力確認として、学習前に実際にTOEICテストを一度受けてみることもおすすめ。自分の立ち位置を把握することは、適応する学習法の素早い発見につながります。また、闘争心に火が付くはずです!
自発的に少しでも英語に触れる機会を増やすことも大切です。Meetupのような多国籍の方と交流できるサービスも多数あるので活用してみてはいかがでしょうか。
【関連記事】Meetup®(ミートアップ)とは?1人で初めて英会話イベントに参加した結果と感想
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まとめ
僕は働きながら少しずつ進めていたのでTOEIC L&Wスコアを上げるまでに半年かかりましたが、短期集中できる方は更に早い段階で450点以上は確実に取れるはずです。
今後更にスコアを伸ばしていくためには+αとなる応用力が必要となってきますが、基礎学習を怠ると後々の成長スピードに悪影響が出ますので基礎固めは最重要ポイントとして取り組みましょう。
そしてもう一点大切なのが楽しむことだと感じています。語学はただの勉強ではありません。“トレーニング”としてスキルを身に付けて実生活をより有益にさせるものだと思います。
それは、ビジネスのためだけではなく、情報、旅行、音楽など自分が好きなこと、そして人とのつながりだったり。
英語のコミュニケーションによって身近な物事の考え方や価値観が変わり世界が広がります。僕も実際に外国で心から尊敬できる友人と出会えました。そういったことを想像して常にワクワクしながら取り組むことが、楽しく英語学習を続ける秘訣です!
Let’s enjoy studying English for our future 🙂
See you soon!!🐈