【意外と知らないアイスの種類】ダイエット中におすすめできないものはどれ?

アイスの種類

暑い夏はもちろん、冬でもなぜだかコタツのおともに恋しくなる…

アイスって本当にいつ食べても美味しいですよね。

そんな魅力的なアイスを普段手にとる時、味や容量だけで選んでいませんか?

実はアイスにはいくつかの種類があるんです。

しかも、アイスの種類によってはダイエット中の方におすすめできないものがあります。

  • アイスの種類って何?
  • 痩せたいけどアイスも食べたい!
  • ダイエット中に気を付けたい種類は?

と健康志向のアイス好きの方向けに、先ずはその種類をご紹介し、ダイエット中に気を付けたいものをまとめていきます。

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意外と知らないアイスの種類をご紹介

色んな味のアイスがありますが、それぞれのパッケージをよく見ると「アイスクリーム」、「ラクトアイス」などと表記されているのに気付いたことはありませんか?あれって実はアイスの種類なんです。

きゃちネコ

肥満度が気になるって方は先ずは自分のBMIを把握するのが良いかも…

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アイスの種類とは?

アイスの種類は「アイスクリーム類」「氷菓」と大きく2つに分けられます。

そして「アイスクリーム類」の中には更に3種類に分けられるので、全部で4種類のアイスが存在することになるんです。

①アイスクリーム類とは、乳製品内の乳固形分と呼ばれるものが3%以上のものです。更にその中に含まれる乳成分の割合によって、アイスクリームアイスミルクラクトアイスと3種類に分けられます。

これは、“乳及び乳製品の製品規格等に関する省令”によって定義されているものです。

一方、②氷菓乳固形分が3%未満のものを指し、かき氷やアイスキャンディー、シャーベットのような氷系アイスがそれにあたります。“アイス”と同じ呼び方でもこちらはアイスクリーム類とは別の扱いになるんですね。

ちなみに氷菓は食品衛生法の“食品、添加物等の規格基準”により、規定されているものです。

きゃちネコ

にゃるほどにゃ~!アイスに含まれる乳成分の割合で種類が分かれているんだ🐡でもその成分て一体にゃんだ??

上述した通り、乳固形分の成分割合がポイントとなっていますが、その内訳とはどのようなものなのでしょうか?下図をご覧下さい。

アイスに含まれる「乳固形分」とは、乳製品内に含まれる“水分以外”の部分を指します。

乳脂肪分」とは乳固形分内に含まれる“脂肪分”のことで、バターやクリームはこの成分から成っています。

この2つの成分の割合によって、最初にアイスクリーム類or氷菓なのか?次にアイスクリームorアイスミルクorラクトアイスなのか?といった感じで分けられます。

そして、乳固形分から乳脂肪分を除いた残りの部分は無脂乳固形分と呼ばれ、エネルギーとなるタンパク質や炭水化物、ビタミンなどの栄養素が含まれています。(マズいと言われる脱脂粉乳はこちらにあたるんですね。。)

そのため、お子さまの発育にも良い食べ物として知られ、特にアイスクリームカルシウムが豊富で栄養的にも風味も優れています。美味しく栄養補給できるなんて一石二鳥ですね!

次にアイス各種類の特長をご紹介していきますので、商品を選ぶ際のご参考になれば嬉しいです。

アイス4種類とそれぞれの特長

ここからはそれぞれの種類の特長と内訳をご紹介していきます。

①アイスクリーム

  • 乳固形分:15%以上
  • 乳脂肪分:8%以上
  • 特長:最もまろやかでコクがあり濃厚。栄養分も豊富に含む。
  • 定番アイス:ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツジャパン㈱)、MOW(モウ・バニラ)(森永乳業㈱)

数多くのフレーバーでいつも楽しませてくれるハーゲンダッツは、濃厚でリッチな味わいが定番人気です。

森永乳業のMOW(バニラ)はミルクの濃厚さとまろやかな口当たり、そしてお手頃価格が絶対的な人気アイスです。

②アイスミルク

  • 乳固形分:10%以上
  • 乳脂肪分:3%以上
  • 特徴:アイスクリームよりも乳脂肪分などが少ないためコクは少ないが、ミルキーさが丁度良い。牛乳と同じくらいの栄養分あり。
  • 定番アイス:雪見だいふく(㈱ロッテ)

40年近い歴史をもつ雪見だいふくは、アイスと餅を足したようなユニークな食感をもつ日本ならではの定番アイス。濃厚だけどクセがなくサッパリしている後味が何個でも食べられちゃいそうです。

③ラクトアイス

  • 乳固形分:3%以上
  • 乳脂肪分:-
  • 特徴:乳脂肪分の代わりに植物性脂肪分が使われ、アイスミルクよりもシャキッとさっぱりした口あたり。
  • 定番アイス エッセルスーパーカップ(㈱明治)

大容量でド定番なバニラアイススーパーカップは、バニラの甘さがありながらサッパリしている口あたりが堪らないですよね!

④氷菓

  • 乳固形分:3%未満。上記①~③以外のものを指す。
  • 特長:ほとんど氷に近く、最もさっぱりしている。
  • 定番アイス:ガリガリ君(赤城乳業㈱)

1981年誕生のガリガリ君は、誰もが食べたことがある国民的アイスキャンディー。コーティングされたかき氷のシャキシャキ感が爽快で暑い夏にピッタリな氷菓です。

ジェラートはどの種類?

ジェラートとはイタリア発祥のアイスクリームと広義されていて、「練った」を意味するお菓子のことです。

一般的にジェラートはフルーツの果汁や果肉をふんだんに使っており、乳脂肪分は5%前後となっています。

そのため、フルーツの濃厚な味わいと程良いミルキーさが特徴的で、サッパリした甘さに仕上がっているものが多いですよね。

ジェラートを上記のアイスの種類に当てはめてみると「アイスミルク」にあたります。

Note

ちなみに5月9日は“アイスクリームの日”ってご存知でしたか?

1964年にこの記念日が制定され、東京アイスクリーム協会(現日本アイスクリーム協会)がアイスを普及させようとしたのが始まりとされています。

アイスクリームの日には各アイスショップやメーカーがイベントを出すので要注目ですよ!

きゃちネコ

アイスクリームの日は知らなかったにゃ~🐡

ダイエット中。おすすめできないアイスは?

アイスの種類を把握できたところで、気になるダイエット中のアイス摂取についてまとめていきます。

各種類のアイス銘柄によって含まれる成分比率は異なるので、傾向を見るために上記の定番アイスを比較しました。

気になるアイスのカロリーは?

上記の定番アイスに含まれるエネルギーと脂質・炭水化物の内訳は以下のようになります。

商品名 容量
(ml)
エネルギー
(kcal)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
ハーゲンダッツミニカップ(バニラ) 110 244
<221>
16.3
<14.8>
19.9
<18.1>
MOW(バニラ) 140 230
<164>
10.4
<7.4>
29.5
<21.1>
雪見だいふく 94 164
<174>
5.6
<5.9>
27.0
<28.7>
エッセルスーパーカップ(バニラ) 200 374
<187>
23.4
<11.7>
35.3
<17.7>
ガリガリ君(ソーダ) 110 69
<62>
0
<0>
18.1
<16.5>

※<>内は100mlあたりの数値

100mlあたりのカロリー数値を見ると、アイスクリームのハーゲンダッツ(バニラ)が最も高いことが分かります。

一方、氷菓のガリガリ君(ソーダ)は圧倒的に低カロリーということがお分かりですよね。

上図を低カロリー順に並べると、ガリガリ君(氷菓)<MOW(アイスクリーム)<雪見だいふく(アイスミルク)<スーパーカップ(ラクトアイス)<ハーゲンダッツ(アイスクリーム)となりました。

ダイエット中に食べない方が良いアイスは?

上記の結果では、「アイスクリーム」が特に高カロリーなので最もおすすめできない!というのが1つの答えです。

しかし、内訳の“脂質”と糖が含まれる“炭水化物”の量を見ると、「ラクトアイス」が「アイスクリーム」と近い数値になっています。これは、乳脂肪がない代わりに植物性油脂を多く使っている傾向があるためです。

また「アイスミルク」の炭水化物量が最も多くなっていることもお分かりですよね。雪見だいふくはアイスを包んでいる“皮”があるため、より多い傾向にあります。

スーパーカップの容量200mlをペロッと食べてしまうと高カロリー摂取の上、栄養面ではアイスクリーム・アイスミルクを下回ります。そして、中性脂肪の要因となる糖質過多を気にする方は炭水化物量もチェックしなければいけません。

つまり、カロリー数値のみを気にするだけではなく、その容量・内訳も大事だということです。

食の欧米化が進んだため脂質の摂取量が多くなりがちで脂質が気になる方、又は中性脂肪が高く糖質制限している方などは特に要チェックです。

一方の「氷菓」は、エネルギー量が少ないため、そのほとんどがヘルシーに摂取できます。ダイエット中の方には氷菓が最もおすすめできる種類となりますね。(その反面、栄養分は少ないです)

ダイエット中におすすめしたいアイスはコレ!

商品名 容量
(ml)
エネルギー
(kcal)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
SUNAO(バニラ) 120 80 4.2 20.6

江崎グリコ㈱の“SUNAO”シリーズのアイスは、豆乳を使用した健康志向のアイスです。

一見、炭水化物が多いので糖質が気になりますが、内訳は食物繊維が13gと半分以上を占めているので栄養分が高く安心です。

そのため、従来のラクトアイスに比べると糖質が約50%オフとなり、ミルクの風味を味わいながらからだにも優しいアイスとなっています。しかも本当に美味い。

ダイエット中だけどどうしてもミルク系のアイスが食べたい!という方にぜひおすすめします。(食べ過ぎは要注意)

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まとめ

以下まとめです。

  • アイスは乳固形分が含まれミルキーな味わいが楽しめる「アイスクリーム類」と、それ以外のサッパリとした氷系アイスの「氷菓」に分けられる。
  • ダイエット中にはアイスクリームが高カロリーのため最もおすすめできない。でも栄養分は高い!
  • ラクトアイスは植物性油脂が多く使われているためカロリーに要注意。
  • 氷菓が最もヘルシーに食べられる!でもミルクの味わいや栄養分は期待できず。
  • どうしてもアイスクリーム類を食べたい時は容量の小さいものを選ぶべし。

ダイエット中に気にするべきポイントではありましたが、過敏になる必要はなく、たまに食べるアイス1カップで太ることはまずあり得ません。

ストレスなく健康的に痩せたいのであれば、アイスクリームをバランス良く摂取することがむしろダイエットの味方となります。

すべてを拒むのではなく、自分にあったアイスを選んで食事を楽しみましょう。

See you soon!!🐈