【サポートラインとレジスタンスラインの引き方】株やFXのテクニカル初心者向け解説

この記事では、チャートでのテクニカル分析の基本であるサポートラインとレジスタンスライン、さらにトレンドラインの引き方・見方を初心者の方向けに分かりやすく解説していきます。

これらのラインはFX(為替)暗号資産(仮想通貨)などの様々な金融商品のトレーディングにおいて、チャート上で意識されやすいもの。

  • 現在のトレンドの把握
  • トレンド転換シグナルの目安
  • 売買エントリーのタイミング

といった情報を目視で確認できる判断材料のひとつとなります。

下記のテクニカル分析の記事と合わせて読むと、より精度の高いトレードを可能にする確率が上がります。

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これから投資やトレードを検討している方のご参考になれば嬉しいです。

サポートとレジスタンスラインの引き方・見方とは?

きゃちネコ

当記事ではローソク足チャートを使いながら解説するよ。ローソク足の見方が不明な方はこちらの記事をご参考に🐡

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サポートライン(支持線)の引き方

先ずはサポートライン(支持線)を見ていきます。下図をご覧下さい。

安値を水平線で結びA線を引いてみました。矢印のライン付近で何度か上昇方向へ跳ね返っているのが見て捉えられます。

つまり、この線の価格帯が強く意識されていてサポート(支持)されており、買いが強くなり価格が上昇していると考えられます。そのため、このチャートではA線がサポートラインになり、価格は上昇していきました。

逆にこのサポートラインを明確にブレイクした(割った)時、下降トレンドの転換が発生することも考えられます。

レジスタンスライン(抵抗線)の引き方

続いてはレジスタンスライン(抵抗線)です。

サポートラインとは反対に、高値を水平線で結びB線を引いてみます。矢印のライン付近で下降方向へ跳ね返されているのが分かります。

つまり、この線の価格帯が強く意識され、レジスタンス(抵抗)となっているのが明確で、売りが強くなっていることが考えられます。このまま下落していきました。これがレジスタンスライン。

逆にこのレジスタンスラインをブレイクした時には、上昇トレンド転換のサインとして多く買われるケースがあります。

レジサポラインはトレンドと共に転換する

ラインのブレイク後はトレンド転換の可能性があると述べましたが、特にレジサポの役割が反転した時、その可能性が明確になります。下図をご覧下さい。

上図のチャートでは、左側でA線がレジスタンスB線がサポートとなっています。

レジスタンスのブレイクにより青矢印のように一気に上昇していきました。その後、天井となり、下降していき今までレジスタンスだったA線で一度反発しサポートの役目をしています。

しかし、上昇は続かずにレジスタンスだったA線、サポートだったB線を黄矢印で一気にブレイクし下落しました。

その後は、今までサポートラインだったB線がレジスタンスラインへ転換し、上昇する度に跳ね返されているのが分かります。

最終的には、右側の青矢印のようにレジスタンスラインをブレイクして一気に上昇しトレンド転換していきました。

トレンド転換により、今までサポートラインだったものがレジスタンスラインとして強く意識されています。逆もまた然りです。

このように、過去に意識されていたレジサポラインの価格帯は、トレンド転換の度に反対の役割を果たし、意識され売買されやすいです。そのため、ラインを引く際は、チャートを遡ってどこが意識されていたかをよく見ておくことが大切。

このような現象が起きる理由は、サポートラインの値やそれ以上の値で買いを入れて利確せず同値まで落ちてしまった時、大体のトレーダーは同値撤退または損切してポジションを閉じます。ということは売りが一斉に入りますよね?

それと同時にサポートラインを超えてきたところでここから落ちるぞ!と、新規で空売り注文も入り、下降が急加速してブレイクしていくのです。

上昇時はこれの反対の原理。

このような仕組みで自然と意識されるポイントが発生し、その点をつなげることでサポート・レジスタンラインを引けるようになります。



トレンドラインの引き方

トレンドラインは、上昇/下降トレンド開始後の安値/高値を結んで作る線です。それぞれのトレンドチャートで見ていきましょう。

上昇トレンドライン

上昇トレンド時はローソク足の安値と安値を結んで右肩上がりの線を引きます。下図をご覧下さい。

A線のように安値を結んで引いてみると、トレンドラインに沿って右肩上がりに上昇していることが分かります。

サポートライン同様、上昇トレンドラインが意識され、買いが強くなっていることが考えられます。逆にラインを大きくブレイクした時には下降トレンドへ転換するサインにもなります。

下降トレンドライン

下降トレンド時は上昇時とは反対に、高値と高値を結んで右肩下がりの線を引きます。下図をご覧下さい。

上のチャートでは下落後に、B線のように高値を結んでトレンドラインを引いています。トレンドラインに沿って右肩下がりに下落していますね。

レジスタンスライン同様、下降トレンドラインが強く意識され売りが強くなっていることが考えられます。逆にラインを大きくブレイクした時に、上昇トレンドへの転換サインとして捉えることもできます。

ちなみにラインを結ぶポイントはローソク足のヒゲ部でも実体部でも構いません。明確なルールはないので、チャートを遡り、結んでピッタリくる方でOKです。

そして、トレンドラインもレジサポ同様、ラインブレイク後にレジサポの役割が反転する場合が多いのでチェックしてみて下さい。

まとめ

  • サポートラインがレジスタンスラインに転換した時、トレンド転換する可能性有り。逆もまた然り。
  • トレンドラインは上昇/下降で引くポイントが異なる。
  • サポートライン同様、トレンドラインをブレイクした時、トレンド転換を考える。
  • 跳ね返りポイントが多いラインほど強く意識されている。

ざっくり上記のポイントを理解してラインを引いてみると、意識されている価格帯が見えてくるはずです。

そのうえでトレンドの現在地・目標とする価格を見極め、ポジションを持つことが効率的なトレードに繋がると考えられます。

ただしテクニカル分析に絶対はありません。投資はあくまで自己責任だということを再認識して行いましょう。

See you soon!!🐈