今回は今飛ぶ鳥を落とす勢いのバンド、ポルカドットスティングレイのおすすめ曲とその魅力をお伝えし、人気の理由に迫ります。
洋楽中心にロックやクラブミュージックを聴いている筆者ですが、2017年にたまたま耳にしたポルカの曲に衝撃を受け久々に邦楽バンドにどハマりしてしまいました。
- ポルカって何者?
- ポルカ初心者におすすめな曲はどれ?
- ダンサブルでエッジの効いた女性ボーカルロックバンドを聴きたい!
とお考えの方に、初期のポルカ曲を中心にご紹介していきます。先ずは彼らのユニークな活動の概略からチェックしてみて下さい。
きゃちネコ
目次
ポルカドットスティングレイの人気のヒミツ
2015年に結成されたポルカドットスティングレイは福岡県出身の4人組邦楽ロックバンド。
「福岡県出身、何かを企む超常ハイカラギターロックバンド」とユニークなキャッチコピーの彼らのメンバー構成はこちらの4人。
- 雫(ボーカル/ギター)
- エジマハルシ(ギター)
- ウエムラユウキ(ベース)
- ミツヤスカズマ(ドラム)
紅一点のボーカル雫がSNSでメンバー募集したことがバンド結成のきっかけ。
SNSで結成したった2年でメジャーデビュー、更に3年で映画「スマホを落としただけなのに」の主題歌「秘密」に抜擢されるほどのバンドになっているなんて、人気・実力もさることながらそのスピード感がかなり現代的で驚きです。
ポルカの魅力
活動
雫さんは元々バンド活動をしながらゲームアプリ開発のディレクターを務めていたクリエイターとしての経歴やイギリス留学の経験があります。
また、ポルカの作詞作曲やアートワーク、グッズデザイン、SNSなどでのPRまでも自身で担当。ビジネス経験とマルチな才能が音楽活動に関わるマーケティング、バンドのブランディングに見事に昇華されています。
このようなバンド人気を支える裏方的活動が、結成から今日までの驚異的なスピードの活躍に繋がったんではないでしょうか。
そしてこれらのDIY精神たっぷりの活動は、人気を維持するだけではなくバンド運営を地に足をつけて継続させるスキルだと考えます。
企業とのタイアップでメディアに露出し積極的にプロモーションしており、お目にかかることもしばしば。こちらはAndroidのPVですがめちゃくちゃクール。
猫も可愛いですが、雫さんのキュートなルックスとスッと耳に入ってくるクリアボイスが印象的。
そして、気になるポルカの黒猫マスコットキャラクター“ビビ”は、雫さんが生活を共にしている愛猫「ノルウェージャンフォレストキャットのミックス」をそのままデザインしたキャラ。
Twitterでもビビとの相思相愛っぷりが伝わり、猫好きの方からも羨ましがられるほど。(“ビビばしり”というゲームもあります)
タヌキッキが構ってほしすぎて邪魔してきはじめたので外出て仕事するぞ
告知準備急ぎます!いろいろあります! pic.twitter.com/P0E7ARppyo
— 雫 (@HZshizuku) November 5, 2018
SNSを使ったユーザーニーズのくみ取りと自分たちで創り上げた作品のPRが需要と供給のバランスを上手くマッチさせているところが現代的。
サウンド
肝心のポルカのサウンドは、エジマハルシさんのファンキーな超高速ギターカッティングとミツヤスさんが叩き出す複雑なダンスビートの躍動感が特徴的な楽曲が多く実力も申し分ない。
さらにウエムラさんの正確でうねるようなヘヴィーなベースが混ざり、そこに雫さんの透明感と抜け感が気持ちいい歌声が…とにかくどれも激しくロックしているのに聴き心地がとても良い!というコントラストが面白い。
前置きが長くなってしまいましたが、ご紹介するMVからはそんな4人のかっこよさや仲の良さが伝わり、ポルカの魅力が少しでもシェアできると思います。ぜひチェックしてみて下さい。
ポルカのおすすめ人気曲はこちら!
レム
ポルカを初めて聴いて一瞬でハマった曲が「レム」。1stアルバム「全知全能」収録のこの曲は、イントロの静寂から一気に解放される感じが好き。高速な裏打ちハイハットのダンスビートと耳に残るギターリフがかっこよくて中毒性があります。雫さんの歌唱力も半端ない。
ちなみに「全知全能」のアルバムアートワークは雫さんが手掛けているし、この曲は「ヨーグリーナ&サントリー天然水」とのコラボにもなっていて話題性抜群でした。
テレキャスター・ストライプ
「テレキャスター・ストライプ」はリズム隊のビートがかっこよすぎ。サビのボーカル&ギターとの掛け合いや、ギターをクイッと上に上げる仕草がとてもキャッチーですよね。雫さんのにゃんにゃん(?)ポーズがめちゃキュート!
ちなみにポルカの“Polka Dot”とは曲中で雫さんが来ている着物柄のような“水玉模様”のこと。ポルカドットスティングレイは淡水エイの一種の名前です。↓
インパクトだけでバンド名にしたのだとか。
人魚
続いては、吐息混じりのウィスパーボイスが妖艶な雰囲気を醸し出している「人魚」です。ノリが良いシャッフルビートとポップなギターリフが軽快な曲。
エレクトリック・パブリック
高速ダンスビートが気持ちいい「エレクトリック・パブリック」のMVでは4人のコスプレ姿が面白い。曲によって表情が変わる雫さんの表現力の幅が素晴らしいです。
サレンダー
ゴシックな雰囲気の「サレンダー」は「人魚」同様シャッフルビートがノリの良い曲です。ロカビリーテイストでついつい体が動いてしまいますね。全体を通してエジハルさんのギタープレイが味わえます。
夜明けのオレンジ
ギターのエフェクトが特徴的な「夜明けのオレンジ」は、ジャジーな雰囲気がどこか懐かしさを感じさせる一曲です。英語を織り交ぜながらの流れるような歌い方が雫さんらしくユニーク。
シンクロニシカ
こちらもイントロのギターリフのカッティングがクセになる「シンクロニシカ」。MVではメンバーのコスプレが定番化しているのでしょうか、今回は幽霊に扮していてバラエティに富んでいます。ボーカルにギター音がまるでコーラスのように絡み合っていて幻想的な音色に聞こえます。最後のギターの鳴きは聴き入ってしまう部分。
パンドラボックス
2ndアルバム「有頂天」収録の「パンドラボックス」はビビのアイマスクをした観客が異様な光景のMV。ポルカ節といえる高速ギターカッティングとダンスビートのグルーヴが気持ち良い。途中のブレイクからの盛り上がりやベースのスラッピングも激シブです。
雫さんの攻撃的な歌い方も新鮮でポルカのかっこよさがギュッと凝縮された一曲に仕上がっていています。
ICHIDAIJI
キャッチーなギターリフがディスコ感を感じさせられる「ICHIDAIJI」。ポップス感ある歌のメロディが覚えやすく口ずさみたくなってしまいます。TV番組でもBGMで使われていることがあるので耳にしたことがあるのでは?
ギターソロの間奏パートではストレートなハードロックな印象。MVではセグウェイに乗ったダサさが魅力的ですね。バナナを食べたくなった方は、当ブログのバナナの選び方記事をご参考にして下さい(笑)
DENKOUSEKKA
電光石火のごとく高速に走るカッティングから“デン・コウ・セッ・カ”の掛け声で始まるイントロは確実に盛り上がる「DENKOUSEKKA」。まるで英語のように聞こえる雫さんの歌いまわしが心地良いし、いつものポルカ節ダンスビートが勝手にノレてしまう。
つい笑ってしまうMVはLINEスタンプでもお馴染み“けたくま”とのコラボで、ポルカお得意の七変化とけたくまダンスが最高なポップスに仕上がっています。(最後のビビが怖い…)
ヒミツ
映画「スマホを落としただけなのに」の主題歌になっている「ヒミツ」は、イントロの不穏なギターメロディが耳に残ります。メロウなパートとよゐこ有野のサイコキャラが妙にマッチしてて恐ろしいMV…映画のサスペンスホラーな雰囲気ともバッチリですね!
まとめ
以下ポルカの魅力まとめです。
- メンバー4人の飾らない人間性が素晴らしい。
- ポップス感満載で聴きやすいのに演奏テクが半端ない。
- 雫さんのスキル、マルチなタレントがもはやクリエイター。
- 独自のブランディング・マーケティングが現代の需給にマッチ。人気がバズる。
- 雫さんとビビの相思相愛っぷりが羨ましすぎる。
- MVが面白い。
雫さんのカリスマ性から楽器隊のテクニックなど、どれをとっても実力と魅力を兼ね備えているバンド。男女問わず熱狂的ファンが多いのも頷けます。
新曲発表やライブ・大型野外フェスの出演はもちろん、それ以外の動向も引き続き目が離せません!
See you soon!!🐈