SWIZZ BEATZ(スウィズ ビーツ)のおすすめ名曲集26選【HIPHOP好きのあなたへ】

今回は、ブラックミュージック界の名トラックメイカー、SWIZZ BEATZ(スウィズビーツ)の名曲集をご紹介します。

元々ラフ・ライダーズのトラックプロデューサーとして活躍していたスウィズビーツは、2000年代初頭からJAY-ZやBeyonceなど大物アーティストにトラック提供し注目を集め、当時のヒットチャートを賑わせていました。

2018年には約11年ぶりとなる待望のニューアルバム「POISON」が発売され、往年のヒップホップファンも再注目しているのではないでしょうか。

スウィズビーツを聴いたことがない方も、ブラックミュージック好きなら必ず聴いておくべきトラックメイカーですので要チェックですよ!

SWIZZ BEATZ(スウィズ・ビーツ)とは?人気の背景

スウィズビーツ(通称 Swizzy(スウィズィー))は、ヒップホップが誕生したとされている地、ニューヨーク州ブロンクス出身。

インドやスパニッシュ系の混合の血を受け継いでいるスウィズビーツは、ラッパー経験を通してからトラックメイカーへと転身。

90年後半にDMXのデビューアルバム「It’s Dark And Hell Is Hot」収録曲でスウィズビーツがトラックメイキングした「Ruff Ryders’ Anthem」がクラブバンガーとして注目され、ラフライダーズの存在が一気にメインストリームへと駆け上がりました。

それからスウィズビーツ製トラックの人気に火がつき、DMX、Jadakiss、The LOX、Eveなどラフライダーズのメンバー作品のプロデュースだけでなく、Jay-ZNasBusta Rhymesといった大物人気ラッパーへのトラック提供でヒットを飛ばし、さらに人気を博しました。

2000年代に入ると、アトランタ出身のラッパーT.I.の「Bring Em Out」やBeyonceの「Check On It」などの爆発的大ヒットでその名をさらに押し上げ、その後もAlicia KeysやDrakeなど大物アーティストへのトラック提供で勢いは増すばかりでした。

また、自身でもラップを再始動し、ソロアルバムをリリースしたりと活動の幅を広げて成功を収めています。

なぜここまでスウィズビーツ製トラックは人気が出たのか?

従来のヒップホップのトラックといえば、ブレイクビーツにサンプリングを多用し、ファンク色が強いものが多かったのですが、2000年前後辺りから、ファレル率いるThe NeptunesやJay-Zの楽曲を多く手掛けていたJust Blazeなど、新鋭プロデューサー達が繰り出す、良い意味で“抜け感”のあるシンプルなトラックがメインストリームで人気を博しました。

それと同時に、各エリアごとに流行のサウンドが目立っていました。南部では倍速ハイハットとバウンスビートのいわゆる“チキチキサウンド”やLil Jonらの“クランクビート”が、西海岸のベイエリアではE-40らが“Hyphy”(ハイフィー)なる新しいサウンドムーヴメントを確立し、フロアを賑わせていました。

スウィズビーツのサウンドは、これらニューウェーブのうねりの中心的な位置にいたことは間違いないと思います。

2000年代のヒップホップサウンドを語る上でスウィズビーツは絶対外せないので要チェックです。

人気の理由は最後にまとめてありますので、先ずは実際に聴いてみて下さい!

Sponsored link

スウィズ・ビーツおすすめ名曲集26選はこちら

そんなスウィズビーツが手掛ける楽曲で、筆者が学生時代からドハマりしていたものから最新のおすすめ曲までまとめました。

あの曲やこの曲まで手掛けていたんだ!と発見もあるかもしれません。

その中毒性のあるかっこよさを実感してもらえたら嬉しいです。(ベース音MAX推奨です)

DMXーRuff Ryders’ Anthem

まずは泣く子も黙るDMXの代表曲「Ruff Ryders’s Anthem」から。

ループし続けるシンセ音がクセになります。シンプルすぎるゆえにDMXのダミ声と太いビートがとても映えますね。

この曲でRuff Rydersが一気に注目されるようになったのではないでしょうか。

DMXーParty Up(Up In Here)

続いてもシングルカットされたDMXの「Party Up(Up In Here)」。

いまだに定番クラブアンセムとしてクラブでプレイされています。イントロのホイッスル音と掛け声で一気にテンション上がりますね!

フックの“Up in here~”はフロアでも定番大合唱です。

DMXーGet It On The Floor

そして、イカつい“Let’s get it on~”から始まる「Get It On The Floor」も、いまだにクラブで掛かる定番クラブバンガーチューンです。

DMXの攻撃的なラップフローとゴリゴリのビート、キャッチーなフックで盛り上がらないわけがありませんよね!

2000年初頭の楽曲ですが、今聴いても相変わらずかっこいいです。

CassidyーI’m A Hustla

スウィズビーツのレコードレーベル“Full Surface”から登場したラッパーCassidyの「I’m A Hustla」は、2005年にシングルリリースされたヒットチューンです。

当時、ビルボードチャートのラップ部門で最高5位をマークするなど注目を集めました。

イントロとフックのサンプリングの声は、、そう、Jay-Zです。

Jay-Zのアルバム「The Black Album」より、「Dirt Off Your Shoulder」のヴァースから引用しています。(元ネタもカッコよすぎ)

The Notorious B.I.G.ーSpit Your Game ft. Twista, Krazy Bone, 8Ball & MJG

今は亡きThe Notorious B.I.G.の残された音源により2005年にリリースされたアルバム「Duets:The Final Chapter」の収録曲「Spit Your Game」はスウィズビーツプロデュース。

Walter Jacksonの「My Ship Is Coming In」をサンプリングし、ループされるだけのシンプルなスロートラックですが、ビギーの訴えかけているかのような高速ラップからさらに超高速なTwistaのラップ、Krazy Boneのいつもの超なめらかなフローらが調和し、最高にイカした一曲にまとまっています。

最後の“Notorious〜”のフレーズを繰り返すあたり、曲に込められた想いが伝わってきます。

R.I.P.

JadakissーWho’s Real ft. Swizz Beatz, OJ Da Juiceman

続いては2009年にJadakissのシングルカットされた「Who’s Real」です。

ループされているホーンの音と太いビートがクールですね。

フックの“Clap Your Hands”のパートでみんなでクラップするのは分かりやすくてクラブでお決まりでした。

Jay ZーOn To The Next One

「On To The Next One」は2009年にリリースされたJay-Zの12枚目のアルバム「The Blue Print」からのシングルカット曲。こちらはLive映像。

この曲はグラミー賞の最優秀ラップ・パフォーマンス賞を受賞しており、同アルバムもノミネートされていました。

イントロから延々と繰り返されているサンプリングは、フランスのテクノデュオ、Justiceの代表曲「D.A.N.C.E.」“Liveバージョン”のフレーズを引用しています。サンプリングにフックを被せてくるのがめちゃくちゃクールですよね!元ネタがお洒落。

Swizzy流の重々しいビート&怪しげなサンプリングのループはクセになります。

Sponsored link

T.I.ーBring Em Out

アトランタ出身のラッパーT.I.は今やハリウッド映画に出演したりと多方面で活躍。

この「Bring Em Out」はT.I.の出世作であり、僕がスウィズビーツのトラックにハマるきっかけとなった曲です。

Jay-Zの「What Mora Can I Say」の“Bring Em Out”のイカした引用フレーズと、ホイッスル音+バウンスビートのぶち上げ系パーティーチューンは当時のヒップホップの楽しさを教えてもらいました。

バウンスビートが主流になっていたサウス系とSwizzyサウンドとのコラボが新しく、楽しくノレる一曲です!

Remy MartinーWhateva

Fat Joe率いるTerror Squadの一員だったRemy Maの2005年のシングル曲「Whuteva」。

David Shireの「Night On Disco Mountain」のサンプリングが曲中ずっとループしており確実に耳に残るサウンドになっていますよね。

フックの“Whuteva”の繰り返しやスウィズィーのコーラスがキャッチーでクラブで盛り上がるチューンです。

EveーTambourine

この「Tambourine」は、ラフライダーズの紅一点ラッパーだったEveの2007年にヒットした曲。

Soul Searchersの70年代のファンクナンバー「Blow Your Whistle」のサンプルネタがなんともキャッチーで、ダンサブルなトラックと良くマッチしていますね。

ポップ感もあり非常に聴きやすく楽しい一曲です!

It’s Me Snitches

スウィズビーツの2007年のソロアルバム「One Man Band Man」より、リードシングル曲「It’s Me Sniches」(It’s Me Bitches)。

コロコロと骨が砕けるような音とバウンスするドラムビートが面白く、中毒性がすごく高いグルーヴ感があります。

後半のスクラッチがかっこいいですね。

MashondaーBlack Out ft. Snoop Dogg

スウィズビーツの前妻、Mashondaの「Black Out」はウェッサイの番犬Snoop Doggをフィーチャーしています。

タムタム連打のような音とスヌープのウェットなラップが何とも言えない脱力感を演出していてかっこいいです。

フックでのマションダの裏返る声と、“Black Out~”のウィスパーが最高にイカしてますね!

BeyoncéーCheck On It ft. Bun B, Slim Thug

ここからはBeyonce三連チャンです!

「Check On It」は2006年公開の映画「The Pink Panther」のサウンドトラックにもなった曲です。

MVでもピンクを基調としていてピンクパンサーを連想させられます。

クラブですごく気に入って、あとあと曲を調べたらスウィズビーツサウンドだった、という運命的な曲でした。

太いベースラインと綺麗な歌メロがかっこいい!

BeyoncéーGet Me Bodied ft. Voltio

「Get Me Bodied」はBeyonceの踊れるパーティーチューンです!

唸るベースラインとクラップ音のシンプルなトラックにシングジェイスタイルで乗せるビヨンセの歌がめちゃくちゃクールですよね。

勝手に体が動いてしまいます。

BeyoncéーUpgrade U (Video) ft. Jay-Z

Beyonce三発目の「Upgrade U」は重厚なベーストラックとホイッスルがぶち上がります。相変わらず硬派なJay-Zのラップも相性抜群ですね!

ビヨンセのヒットによりスウィズビーツがヒップホップだけではなく、シンガーへのトラックプロデュースも確実なものにしていきました。

それにしてもビヨンセのダンスかっこよすぎ。

Gwen StefaniーNow That You Got It ft. Damian “Jr. Gong” Marley

「Now That You Got It」(Remix)は、90年代に成功を収めたUSバンド「No Doubt」のボーカルGwen Stefaniが歌う一曲。

グウェン姐さんの2ndソロアルバム「The Sweet Escape」の収録曲で、乾いたフィールドドラムの音がリズミカルでポップなメロディと相まって明るい一曲に仕上がっています。

こちらはBob Marleyの息子であるDamian “Jr. Gong” MarleyをフィーチャーしたレゲエRemixバージョンです。

Busta RhymesーTouch It

ヒップホップ黄金期から現在まで、数々の成功を収めているブルックリン代表のBusta Rhymesの「Touch It」は2005年にリリースされた一曲。

イントロの怪しげな声が印象的ですが、これはフレンチエレクトロデュオ、Daft Punkの「Technologic」のサンプリングです。知っている方はすぐに気づいたはず。

“Turn It Up!!”と“Get Low Bus”の掛け声でテンションが入れ替わるバスタのラップ構成が面白いですよね!

こちらも爆音で聴くとかっこよさを堪能できます。

N.O.R.E.ーSet It Off ft. Swizz Beatz & J Ru$$

N.O.R.Eといえば“Oye Mi Canto”が日本でもヘビロテされ、2000年中期のレゲトンブーム火付け役としても記憶に残っています。

しかし、元々は長いキャリアを持つラッパーで2007年にリリースされたこの「Set It Off」は、原点回帰とも呼べるノリのラップとスウィズビーツのトラックのかっこよさがシンプルに伝わる一曲です。

昔からタッグを組んでる2人なので相性抜群ですね!

Gucci ManeーGucci Time ft. Swizz Beatz

Gucci ManeはT.I.と同じアトランタを代表するラッパー。現在のサウスヒップホップの基盤ともなっているトラップミュージックを一気に押し上げた1人ですよね。

人気の反面、幾度と服役している生粋の悪のイメージのグッチですが、、ラップスキルは半端なくかっこいいです!

スウィズビーツのいつものずっしりとしたベースラインとダークな雰囲気がトラップ色強めです。その雰囲気を醸し出しているのが、裏でループしているJusticeの「Phantom Pt. Ⅱ」のサンプリング。元ネタが面白いですね。

Travis BarkerーCan A Drummer Get Some ft. Lil Wayne, Rick Ross, Swizz Beatz & Game

Travis Barkerは西海岸ポップパンクバンドでお馴染みBlink182のベテラン凄腕ドラマー。

トラヴィスの活躍はロック界だけではなく、ヒップホップやダンスミュージック界のアーティストともコラボし、ジャンルのボーダーラインを越えてその名を轟かせています。

「Can A Drummer Get Some」はトラヴィスのソロ名義のアルバム「Give The Drummer Some」の収録曲。メンツだけみても豪華すぎて最強!

パンクロックにこだわらずジャンルレスを試みたアルバムですが、多くのラッパーをフィーチャーしておりヒップホップ色強めの仕上がりです。

スウィズビーツは過去にLimp Bizkitなどのリミックスを手掛けたりと、ロック界のアーティストとも以外とコラボしています。

Alicia KeysーNew Day

スウィズビーツの現在の妻であるAlicia Keysの2012年のアルバム「Girl On Fire」からのシングルカットされた「New Day」。

この曲はDr. Dreとの共同プロデュースで、勢いのあるスネアドラムビートとパワフルなアリシアの歌声が女性の強さをイメージさせます。

Diddy – Dirty MoneyーAss On The Floor ft. Swizz Beatz

この「Ass On The Floor」は、老舗ヒップホップレーベルのBad BoyレコードからDiddy率いるDirty Moneyが2010年にリリースしたアルバム「Last Train To Paris」の収録曲。

ノリが良いアップテンポのこちらの曲は、スネアドラムのビートが印象的ですが、このリズムはクラブやEDMフェスでも賑わせたMajor Lazerの「Pon De Floor」をサンプルネタとしています。

Everyday Birthday ft. Chris Brown, Ludacris

ブリンブリンな「Everyday Birthday」は、Chris BrownとLudacrisとの豪華なコラボで踊らせてくれるパーティーチューンです。

サイレン音のループは、一度は耳にしたことがあるはずのQuincy Jones「Iron Side」が元ネタ。(キルビルでもお馴染み)

エフェクトされた声やダンスビートが新鮮でした!やっぱり4つ打ちビートが入るとノッちゃいますね。

Lil WayneーUproar ft. Swizz Beatz

Lil Wayneの2018年リリースアルバム「The Carter V」からのリードシングル「Uproar」。

どこかオールド感漂うトラックですが、90年代ハーレムを代表していたG. Depの「Special Delivery」が元ネタのビート。この頃のヒップホップをよく聴いていた方は即ピンときたのでは?

WizzyもSwizzyも余裕で若手を蹴散らす勢いでかっこよすぎです!

SWIZZMONTANA ft. French Montana

そして約11年ぶりとなるスウィズビーツ名義のアルバム「Poison」収録の「SWIZZMONTANA」はタイトル通りSwizzyとモロッコの血を受け継ぐFrench Montanaとのコラボ曲。

男らしいずっしりベースビートときらびやかなブラス楽器の組み合わせが新鮮。

ライトなモンタナのラップフローがクールです。

Echo ft. Nas

締めくくりはこの男、Nasをフィーチャーしての一曲「Echo」。

こちらもアルバム「Poison」収録曲です。

ジャジー感たっぷりのトラックは、70年代のファンクバンド、The New Birthの「Echoes On My Mind」を大胆にサンプリング。綺麗なメロディとナズの貫禄あるラップが、大人で落ち着いた雰囲気の楽曲に仕上がっていて最高です。

まとめ

いかがでしたか?

以下、かっこよさ・人気の理由まとめです!

  • 太くて重いベースラインとドラムビートに対して、チープ感たっぷりなシンセ、抜けたキーボードメロディや軽いスネアなど、音のコントラストがイカツい
  • スウィズビーツのクセのある掛け声やホイッスルなど、クラブバンガー的要素がアガる
  • サンプリングの元ネタが新旧問わず意外性とお洒落さがズルい上に延々ループで中毒性が増す
  • 特にクラブなど爆音の場で聴くと楽曲の良さが本領発揮
  • 間違いなく2000年代のニューウェーブの渦中にいたプロデューサーで、時代にマッチしたor創ったアーティストの一人であることは間違いない!そのかっこよさは現在進行形

少しでもSwizzyサウンドのかっこよさが伝わって頂けたら嬉しいです!紹介しきれなかった素晴らしい楽曲がまだまだたくさんあるのでチェックしてみて下さい。

See you soon!!🐈